2011年02月13日

口蹄疫復興の童話「牛が消えた日」反響

東京の主婦、農家の苦悩描

 約29万頭の家畜が殺処分された口蹄疫(こうていえき)からの復興をテーマにした童話「牛が消えた日」が学校の授業で活用されるなど、全国で反響を呼んでいる。作者の東京都狛江市の主婦、天戸春夢(あまとはるむ)さん(34)(ペンネーム)は、新燃(しんもえ)岳噴火で苦しむ住民のために全国から応援メッセージも集め、避難所に届けた。「口蹄疫、鳥インフルエンザ、噴火と宮崎では災難が続き、県民は想像できないくらいの苦しみに直面している。少しでも力になりたい」と話す。

(甲斐也智)

 天戸さんは昨年6月、宮崎市に住む友人がインターネットに掲載した日記を読み、童話をつくろうと思い立った。日記には、殺処分や閑散とした街の様子とともに、「ここは戦場のようだ」と記されていた。「同じ国の出来事とは思えない惨状。自分に何か出来ることはないか」と考えた。

 昨年夏に宮崎を訪れ、都農(つの)町で農家から話を聞いた。家族のように大切に育ててきた家畜を失ったショックで自宅に引きこもるようになった体験を聞くうち、涙があふれてきた。童話を3週間で書き上げ、昨年9月からネットに無料公開した。

 主人公は、牛数十頭を飼う農家の小学生「サキ」。仲良しの牛「ハル」を含めた家畜すべてが殺処分されることになるが、深い悲しみを家族で乗り越え、畜産再開へ向けて気持ちを新たにする内容。ネットを通じて評判が広がり、ダウンロード数は1万3000を超えた。全国から「こんなに大変だとは知らなかった」「農家の思いを代弁してくれてありがとう」などの声が相次いだという。

 神奈川県の相模原市立中央小は1月19日、4年生の道徳の授業で活用。平井美穂教諭(53)によると、感情移入して泣き出す児童がいる一方で、「主人公が頑張る姿を見て元気が出た」と話す児童もいたという。

 宮崎市の「ヒダカ印刷」(日高朋子社長)は1200部を製本し、来週にも国富町の全4小学校に寄贈する。担当者は「地元企業として、何とか口蹄疫の教訓の語り継ぎに貢献したかった」という。佐賀市立図書館も貸し出しを始めた。

 県内では今年に入り、養鶏場での鳥インフルエンザの感染が拡大し、殺処分数は90万羽を超えた。1月下旬からは新燃岳噴火が活発になり降灰被害が出ている。

 今月4日、ネットを使って集めた約80通の噴火被害に対する応援メッセージを、知り合いの農家を通じて避難所に届けた天戸さん。「今回の童話も、宮崎への支援の輪が広がるきっかけになれば」と願っている。

 童話は26ページで、http://ushigakietahi.jp/ で公開している。


(2011年2月13日 読売新聞)
http://t.co/lzlQEQw



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「高原町新燃岳噴火被害義援金」募集
 http://bit.ly/eZ96OU 

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〜口蹄疫から立ち直れ! 宮崎応援プロジェクト〜
無料童話「牛が消えた日」 http://www.ushigakietahi.jp/

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posted by ポジティブ at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆口蹄疫 | 更新情報をチェックする
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